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■■ 銀杏(ぎんなん)ご飯 ■■
作者:四畳半の住人
 秋になると銀杏拾いが楽しみな人もいると思います。私は釣りでもないと朝寝坊なので、もっぱら八百屋さんに粒揃いの銀杏が並ぶのを待つだけ。銀杏って炒っても旨いし、茶わん蒸しに入っていると嬉しい。おでんの銀杏揚げも贅沢感ばっちりと、不思議な食べ物ですよね。で、この銀杏ご飯も私には栗ご飯よりも贅沢に感じます。

 最近は穴子釣りに没頭中で、穴子と炊き込んで(穴子の炊き込みご飯)相性がいい食材を模索中です。穴子の脂に梅干しの酸味が意外な相性の良さを感じるのですが、やはりなんとなく夏の組みあわせ。もしや、、冬には穴子+銀杏の組みあわせが美味しいかも。などと廊下に広げた銀杏に目が止まりました。しかし、今回は、友人も食べるし、あまり外せないなぁ〜と、今夜は普通の銀杏ご飯に、、ついでにこのページも作っておこうかな。って、そんな感じで、贅沢な気分の銀杏ご飯を紹介します。1人で食べるときに穴子と炊き込んで、私の予想の結果、また紹介しますね。
銀杏(ぎんなん)ご飯の材料
 銀杏は大きい方がなんとなく嬉しいです。切って使うよりも外側のツヤツヤが見栄えいいので私は丸ごと使います。他は、昆布、日本酒、塩ぐらいでしょうか。ゴマ好きなので胡麻も混ぜ込んだりしますがお好みで。保温ジャーがない我が家。 冬のお弁当用炊き込みご飯(特に豆や栗の炊き込みご飯)は、もち米を混ぜて固くならないようにしています。 今回は、米3合、餅米0.5合、昆布20cm、日本酒100cc程度、塩適量、銀杏50個位(銀杏はかなり多いと思います)で作ります。分量は適当に、、おにぎりにするなら、1合で何個分のおにぎりで、1個のおにぎりに銀杏いくつが嬉しいか、、そんな勘定で決めて下さい。(^^;)
銀杏(ぎんなん)ご飯の作り方
 炒って後から混ぜ込む方法もあるようですが、横着な私はやっぱり生から炊き込んでしまいます。まぁ、鮮やかなグリーンには仕上がりませんが、銀杏色でツヤツヤには仕上がります。で、炒った銀杏を後から、混ぜるよりも一緒に炊き込んだ方がふっくら感もありますし、銀杏の香りがより感じられます。何より、簡単。
【銀杏を割る】  銀杏割りよりもウォータープライヤー(工具)の方が滑らず、力も入りやすいし、安全と思います。胡桃も割れるし、水道管交換から工作(サンマ焼網にも必須)までと用途は幅広。銀杏割りよりも、工具の方がお薦め(1000円程度)。 【銀杏を割る】 銀杏はこの方向に軽く挟み込むとピキっと音がして割れます。工具を持たない手で上から覆うようにすると殻も飛び散りません。(たまに手伝わされる友人へのアドバイス:これからもよろしくね)
【皮を剥く】  銀杏は生で、黄色っぽい色です。薄皮も剥きます。これがちょっとだけ面倒かも。水に浸けたり手で挟んでモミモミしたり、、、皮を剥く前に米を研ぎ、水+日本酒+昆布に浸しておきます。 【炊き込む】 吸水させた米に、塩、昆布はそのまま、皮を剥いた銀杏を次々に放り込み、後はいつも通りに炊くだけ。写真は炊き上がり状態です。(炊き込みご飯は具を上に)
 炊けてる途中から銀杏の香りが漂います。炊き上がったら、大きいボール(飯台あれば飯台がベスト)にあけて銀杏を潰さないようにふっくらと混ぜます。昆布は食べにくいので、取りだして水洗いして冷凍して後で使います(刻んで冷凍すると便利)。
 銀杏を後で混ぜた方がもっと鮮やかな緑に仕上がり、見た目は上品ですが、炊き込んだ方は、銀杏がふっくらモチモチといい食感に仕上がります。私は食いしん坊なので見た目よりもモチモチと香りを重視するのでやっぱり炊込みかな。写真は炊き上がりに胡麻を入れ過ぎた(袋を傾けたら、ザ〜〜と入ってしまいました)おにぎりです。
 おにぎりにする場合は、銀杏がポロポロと落ちると哀しいので、クッキングペーパーなどで包み紙にします。今回はお弁当用にもち米配合なのでさらにモチモチです。
 米3合+もち米0.5合で、小さめのおにぎりが15個出来ました。おにぎり1個につき銀杏3〜6個入っています。銀杏の個数は当たり外れと言うことで。(^^;)
ごはんの食べ方いろいろ

2007年2月21日作成 四畳半の住人